F型に合わせて新規に作られた部品で、部分ごとに分割された履帯105枚と予備履帯7枚が成形されたE部品のランナー一台分、二枚入りです。ギヤボックスやサスペンションの負荷を軽減する為に、センターガイドの中央に穴を開けて軽量化したタイプを再現した部品で1941年から43年頃まで他のタイプと合わせて使われました。ロシアの冬が寒すぎて穴に入った泥と転輪が凍結して動けなくなる事もあり、重量軽減の「効果」と生産時に穴を一つずつヤスリやドリルで綺麗にする「手間」を比較してより簡単な横に穴の無い構造に変更されて行きました。左右で向きが違う連結ピンやワッシャーのモールドは少し盛り上がっているだけで区別できませんが、かえって左右どちらでも使えます、泥まみれにするには十分すぎるモールドです。ベルト式履帯がカチカチになってボロボロ崩れた人にもおススメ。
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